主な症状
- 胃の不快感、胃の痛み、吐き気、食欲不振
- 胸焼けや喉が詰まった感じがする
- 下痢が続く
- 便に血が混じる、または便が黒い
- 検診で胃の異常を指摘された
- 以前、大腸にポリープがあると言われた
- 食後にお腹や背中が痛くなる
- 血液検査で消化器系(肝胆膵)の異常値がある
- 胆石があると言われた
- 脂肪肝を指摘された
- 体重が増えた、または極端に減った
- 血糖値が高い
上記の症状がある方はすぐにご相談下さい。
Gastroenterology
上記の症状がある方はすぐにご相談下さい。
長い間、胃のような強酸性の環境に細菌が生息できるとは思われていませんでしたが、1983年にヘリコバクタ・ピロリは発見されました。ウレアーゼという酵素で胃粘液中の尿素をアンモニアとCO2に分解して周囲の酸を中和して生き延びます。
この細菌に胃粘膜が感染することで粘膜は萎縮し胃酸の分泌低下がおこり、また慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、胃MALTリンパ腫の原因となるだけでなく、特発性血小板現象性紫斑病や慢性蕁麻疹など胃外の疾患の原因とも言われています。
全ての胃がんがピロリ菌と関連しているわけではありませんが、一度も検査をしたことがない方は自身が感染しているかどうか知っておくのはとても大切なことです。
当院の上部内視鏡検査はOLYMPUSのGIF-H190Nという経鼻の機種を採用しています。これは経鼻用の細さでありながら従来のものより画質が非常によくなったので細部まで詳細に観察可能です。
内視鏡検査は一般に鼻から行うと比較的楽と言われていますが、鼻の穴の小さな女性などは実は擦れて痛かったり鼻出血をおこすこともあります。そんな時は経口で行いますが、このスコープを使えば口からの内視鏡より細いため、苦痛は通常より軽減されるというメリットがあります。
各検査の流れについては内視鏡のページをご覧ください
当院で採用した下部内視鏡はは太さ11.7mm、OLYMPUSのPCF-190Dという機種です。他の機種に比べると細長く軟らかい方に属します。大腸は胃・十二指腸に比べると長く曲がっているため、内視鏡を奥に進めていく際に一時的に腸が押されて伸ばされ痛みを感じることがあります。その苦痛を軽減するために当院では3つの工夫をしています。
ポリープなどの病変を発見した時は、必要に応じて特殊光観察・色素散布・生検組織採取・ポリープ切除術(通電あり、なし)などを行います。
検査の流れについては内視鏡のページをご覧ください